春色のletter

「よしよし、よくやったね」


私は頭をなでなでしてあげた。


「うん♪」


(どちらにしても、とうとうお別れだね、絵里)


うれしさの裏側は、その気持ちで、本当は寂しかった。


「谷口、良かったな」


「ハル先輩!これからもよろしくお願いします!」


一緒に見守っていたハルに、絵里が頭を下げた。


自分で行く先を決めたはずなのに、絵里がうらやましかった。
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