春色のletter

「夜梨子、終わったぞ。帰るよ」


ハルが肩を揺らした。


「あ、はい…」


何か夢を見ていた。


思い出せなかったけど、きっと気持ちがいい夢だった。


帰りの車の中でも、ふわふわとして、すごく気持ちが良かった。


「夜梨子、着いたよ」


気が付くと、家の前だった。


ハルが私を支えながら、チャイムを押した。


母が出てきて、私を見ると、渋い顔をした。
< 268 / 487 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop