幸せの構図
「うん。私ね、神様のこと話してわかってもらったの初めてだったんだ」

「そっか、でも先生も味方がいてくれて嬉しかったよ」

「え?味方って・・・私?」

「そうだろ、同じような考え方だろ」

「違うよ、考え方じゃないよ。本当のことだもん」

「あ、そうだったな」

「わかってくれたから私の味方が先生だよ」

「味方はやめようか、仲間だ」

「本当にそう思ってくれる?」

ヤバかった。その子の目に女を感じてしまった私がいた。
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