信じることはとても愚かで美しい。


それから先生がきて、いつも通りの授業を受けて…。


でも、ひとつだけ。


今までと変わったことがある。


移動教室のときに、一人じゃないことだ。


毎回、茉奈達が誘ってくれて。


「久しぶりに学校であんなに喋ったなぁ。」


帰り道、一人空を見上げながらそうつぶやいた。


最近、変化が多くて嬉しいやら大変やら…。


「そうだ、今日から倉庫行かなきゃ…。」


そう、私は昇爛のメンバー!


軽くなった足取りでランランっと言いながら家に帰った。




< 66 / 86 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop