天神の系譜の奇妙なオムニバス
大振りの斬撃を、リュートに振り下ろす沖田。

「そん時ゃ!」

リュートは両手に固く巻いたバンテージで、その刃を受け止める。

分厚めに巻いたバンテージは、刃を食い込ませる事なく押し止める。

「また護る!」

「鼬ごっこですね」

草履を履いた足で、沖田はリュートの腹を蹴って吹き飛ばした!

「殺しておけば、二度手間が省ける!」

「ふざけんな!」

吹き飛ばされても着地し、歯を食い縛って踏ん張り、リュートは前に出る!

「殺しちまったら、『二度目』すらないんだぞっっっっ!」

沖田の斬撃とリュートの拳、両者が交錯する!

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