天神の系譜の奇妙なオムニバス
「幸い、ヴラド学園長も同行してくれると言って下さいましたから…あんな強い人と沖田さんが一緒なら、私の身に危険はありません。だから…」

沖田の方を見る古奈美。

「沖田さんが暗殺なんて真似しなくて済むように、私は何とか東郷さんを説得してこようと思います」

…沈痛なムードが漂う教室内。

と。

「ロートルを連れて行って何になる」

言ったのはダンドリッジだった。

「いまや天神学園最強はこの俺だぞ。引率の教師としても、俺が行くのが最良だろう」

「でも、ダンドリッジ先生」

古奈美は断ろうとする。

「ダンドリッジ先生が行くと、マスターであるベルさんも行かないといけなくなります…危険な佐津間に、ベルさんまで連れて行くのは…」

「平気よ古奈美ちゃん」

ベルが微笑んだ。

「ダンには私と古奈美ちゃんの護衛を最優先させるから。誰も傷つけさせないわ」

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