【完】☆真実の“愛”―君だけを―2
「……子供たちを遠くから見ていた俺は気づけなかったけど、お前も、相馬たちも、成長したんだよなぁ……」
「はははっ、春兄、年取ったね」
「うるせー……」
そして、さっきの発作は、恐らく、呪いの後遺症だ。
そんな気がする。
「時間って、残酷だよね」
人から、命も、食べ物も、幸せも、何もかもを奪っていく、私たちを縛り付けているもの。
それが、時間。
刻まれる時間は、本当に残酷に、人を縛り付けて、子供が遊んでいるように感じることがあるのだ。
そんな風に、扱われているような気がしているのだ。
神でも、運命でもない。
ただ、漠然と存在する、時間。
「待っていろ、時が経てば判る。……嫌いな言葉のはずなのに」
「……直樹、お前はもうちょっと、自分に自信を持て。お前は、秀才だからな。それぐらい、意味がわかるだろ?」
「……春兄さんに比べたら、全然だよ」
「脳みその皺の数の問題だろうが。俺は、お前より長く生きているけど、知識量では負けていると思うよ。医療に使う言葉とか、全くわからないからな」
…………昔に、戻れたらいいのに。
みんなで遊んだ、あの頃に。
京も、雅さんも、みんないる、あの時へ。
笑いあった俺たちは、二人きりで。
死んでしまった幼馴染みたちを、懐かしく感じた。