【完】☆真実の“愛”―君だけを―2


「えっと……12歳!」


「……えっと、小学六年生?」


「うん!」


「嘘だろ……」


背後で、ぼそりと相馬も呟く。


「じゃあ、私と会ったときは……」


「うーん、四年前だから、小二かな!」


子供ながらの純粋な笑顔が眩しい……。


「ご、ご両親は?」


「いるよー?お兄ちゃんも!」


ニコニコ笑う秀は、自分の胸に手を当てて。

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