糖度高めな秘密の密会はいかが?
有澄が見つけたグミみたいな物、透き通った綺麗な緑色の物、水色のサイダーキャンディみたいな物・・・他にもいくつか拾えて、綺麗な貝殻も2つ。

「帰ったら瓶に詰めて飾ってもいい?」

「うん、明日の帰りに入れる瓶を探しに行こう」

ソファーに座って眺めていると、横に居た有澄が私の膝に頭を乗せて寝転んだ。

「夕食来るまで、ちょっとだけ…寝させて」

「うん」

疲れていたのか、横になると直ぐに寝息を立てて寝てしまった。

まつ毛長いし、色素が薄くて茶色がかった髪の毛がサラサラしている。

有澄は小さい頃からこげ茶色が地毛だったので、髪は一切カラーリングをしていないらしい。

膝の上で寝ているのから、身動きが取れない。

テーブルに置いてあるカメラの画像を確認しようにも、手が届かない。

動けないので有澄の寝顔を見ながら、髪の毛を撫でていたら、私もちょっと眠くなってしまった。

目を閉じたら、波の音と広がる海が浮かんで来て、シーグラス探しは楽しかったなぁって考えていた。

「……んっ。あれっ!?」

うっすらと目を開けるとベッドに移動されていて、慌てて飛び起きた。

視界に入ったテーブルには食事が用意されていた。

「良く寝てたから食事の時間をずらして貰って、さっき届いたばかりだよ」

時計を見たら19時を過ぎていて、1時間以上も寝ていたのかもしれない・・・。

「ごめんね、結局、私が寝てしまって…」

「大丈夫…でも」

「………?」

「見るに耐えない位に浴衣がはだけていたから、俺的にまずかったので移動しただけ」

うわー。

それは恥ずかしすぎる。

何という失態。
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