糖度高めな秘密の密会はいかが?
横目で日下部さんを見ると満更でもないような感じに見えるけれど・・・・・・。

私はノンシュガーの紅茶のペットボトルを購入すると、関わり合いを避けるようにエレベーターへと向かう。

日下部さんは若い女の子達とカラオケ行くのかな?

・・・・・・私には関係のない事だけれども。

「秋葉、何で助けてくれなかった?」

エレベーターを待つ私に追いついた日下部さんは、どうやら助けを求めていたらしい。

「満更でもないように見えましたが?行けばいいじゃん、カラオケ。常にハーレムでいーですね!」

「…嫌味っぽいな、お前は」

胸の内がスッキリしなくて、当たり散らす様にガチャガチャと開閉ボタンと階数ボタンを押す。

エレベーターには日下部さんと二人きり。

「…またドアが開かないかも?」

「ちゃんと開きます!」

「何怒ってるの?」

「怒ってないですっ!」

日下部さんの態度に無性にイライラする。

ふとした瞬間にエレベーターに閉じ込められた時の事を思い出してしまうし、日下部さんが女の子と話しているとモヤモヤするし・・・私は香坂君が好きなのに───・・・・・・
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