最後の恋 【番外編: 礼央目線】
真っ白いスクエア型のプレートに、一口サイズの可愛いケーキをいくつも乗せた紫乃がハニカミながら俺を見た。
「欲張りすぎたかな?」
紫乃の持つプレートの上には6種類ものケーキが並んでいた。
「いいんじゃない。俺も一緒だし、ほら。」
紫乃は俺のプレートに並んだ7つのケーキを見て、安心したように笑った。
甘いものを食べている時の紫乃は、本当に幸せそうに見えた。
紫乃の家へと帰る途中で、紫乃の父親の車とすれ違った。
その隣の助手席には、紫乃の母親とは違う若い女性が乗っていた。
見てはいけないものを見た気がしたけど、もう遅かった。
「…あの人の愛人。堂々としてて逆に清々しいくらいでしょ。」
さっきまでの幸せそうな紫乃の姿はどこにもなかった。
そう呟いた彼女の横顔はひどく冷めていて、いつもの紫乃からは想像もできないほど感情のこもらない声だった。
「欲張りすぎたかな?」
紫乃の持つプレートの上には6種類ものケーキが並んでいた。
「いいんじゃない。俺も一緒だし、ほら。」
紫乃は俺のプレートに並んだ7つのケーキを見て、安心したように笑った。
甘いものを食べている時の紫乃は、本当に幸せそうに見えた。
紫乃の家へと帰る途中で、紫乃の父親の車とすれ違った。
その隣の助手席には、紫乃の母親とは違う若い女性が乗っていた。
見てはいけないものを見た気がしたけど、もう遅かった。
「…あの人の愛人。堂々としてて逆に清々しいくらいでしょ。」
さっきまでの幸せそうな紫乃の姿はどこにもなかった。
そう呟いた彼女の横顔はひどく冷めていて、いつもの紫乃からは想像もできないほど感情のこもらない声だった。