最後の恋 【番外編: 礼央目線】
会長室から出て、社長秘書の最上さんと連れ立って歩いて行くと女性が一人立って俺たちを待っていた。
こっちを見ている彼女の顔が近づくほどに、はっきりとその表情を俺に伝えてくる。
“ なぜ、一ノ瀬君が… ”
まるで、顔にマジックでそう書いてあるかのように驚いているのがその表情からは見て取れた。
俺は、そんな彼女の正面に立つと、ニッコリと微笑んで見せた。
というより、彼女の前にやっと堂々と姿を見せることが出来た今は、自然と顔が笑顔になるのだ。
むしろ、笑顔しか出ない。
「松野さん」
「…ハ…イ」
最上さんが、彼女の名前を呼ぶと彼女の返事には明らかに動揺が入り混じっていた。
「こちらが、本日付けで我が社の専務に就任された一ノ瀬 礼央専務です。そして専務、こちらが本日付けで専務の専属秘書となりました松野と申します。」
何も知らない最上さんが、俺たちの間を取り持つように紹介してくれた。
こっちを見ている彼女の顔が近づくほどに、はっきりとその表情を俺に伝えてくる。
“ なぜ、一ノ瀬君が… ”
まるで、顔にマジックでそう書いてあるかのように驚いているのがその表情からは見て取れた。
俺は、そんな彼女の正面に立つと、ニッコリと微笑んで見せた。
というより、彼女の前にやっと堂々と姿を見せることが出来た今は、自然と顔が笑顔になるのだ。
むしろ、笑顔しか出ない。
「松野さん」
「…ハ…イ」
最上さんが、彼女の名前を呼ぶと彼女の返事には明らかに動揺が入り混じっていた。
「こちらが、本日付けで我が社の専務に就任された一ノ瀬 礼央専務です。そして専務、こちらが本日付けで専務の専属秘書となりました松野と申します。」
何も知らない最上さんが、俺たちの間を取り持つように紹介してくれた。