最後の恋 【番外編: 礼央目線】
「…そう。」

「そっか…。でも何で振られたの?」

「理由は…分からない。」


その後、自分がどれだけ飲んだのか分からなかった。


気づいたら朝になっていて、自分のベッドで寝ていた。


二人の前で呑んだくれて、相当女々しいことを言っていたような……


“ 別れたくない ” だとか彼女の名前を何度も呼んでいた気がする。


これは、思い出さない方がいいと咄嗟にそう思った。


リビングに行くと、コの字形になったソファで二人がそれぞれ寝ていた。


テーブルの上は綺麗にかたづけられていた。


俺が潰れた後に、二人が片付けてくれたのだろう。


二人が起きたらお礼に朝ごはんを作ろう、そう思った。
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