…好きか?

「嘘が下手だな。
 だいたいお前の運動神経じゃ
 階段を踏み外したくらいで
 こんなになんねぇだろ」


「買いかぶりすぎだって」



アタシ以上にゼンはよく見ている。
過剰評価って思うくらい。



「んで?
 本当は何があったワケ?」



理由を諦めてくれないゼンは
真剣な眼差しでアタシに問い掛けた。


どうやら白状しないといけないらしい。



「2階から飛び降りたの」


「・・・はぁ?」



期待を裏切らない
思っていた通りの反応。


目を細めて不機嫌そうだ。



< 78 / 370 >

この作品をシェア

pagetop