所長による小動物系女子の捕獲計画
「いいと思いますよ。嬉しがって喜んで、もっと良いもの作ったらいいんですよ」

「そっか。そうだな、じゃあ遠慮なく喜ぶかな」

「ふふっ。遠慮なく喜んで下さい」

真っ黒な瞳が本当に嬉しそうに輝くから、俺は目が離せなくなる。吸い込まれそうだって、こういう事だろうか?

「あっ‥‥」

名切元さんが何かに気付いたように、突然声を出した。

「あの、ごめんなさ、い。ちょっと飲み過ぎたかも、です」

嬉しそうに細められていた目がそのままとろんとして閉じていきそうだ。

「名切元さん?」

「私、リミット越えるときゅうにすごーく、ねむくなっ‥‥て、きて‥‥‥」

「え、ちょっ、名切元さん!?」

眠るまいと一生懸命紡がれる言葉がどんどんゆっくりになって、途切れてしまった。限界が来たのだろう、そのまま俺の肩にもたれかかった名切元さんは、健やかな寝息をたてて安心したように体重をかけてくる。
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