【BL】お荷物くんの奮闘記
「リュータ、ちょっといいか」
「なに?」
「おまえ今夜は何も予定ないよな?」
「そりゃあ、ないけど……」
取っていた宿の部屋に二人で戻って、ベッドに腰掛ける。隣をぽんぽんと叩くと、彼が倣って腰を下ろした。
「よし、服脱げ」
「え」
きょとんと目を瞬かせた彼が理解するまで待てず、自分から先に上着を脱いだ。それから邪魔になるトップスにも手をかけようとしたところで、リュータがわああ、と声を上げる。
「待って、ちょっと待って、ぬ、脱ぐって、なに」
「痕目立ったら面倒だし、普段は服で隠れるようなとこがいいだろ」
こちらの世界でも一向に着崩される気配のないリュータの学ランにも手を伸ばし、ボタンをぶつぶつ外していく。
落ちにくい血なんかでシャツを汚すのもまずいだろう。彼のシャツの胸元に触れると、リュータが両手で腕を掴んできた。
「ねえユウジなにするの」
「練習させてくれよ」
「だっ、だから、何の練習」
一緒に風呂に入ったことも海で泳いだこともある仲で何を今更慌てているのか。自分の中学生の頃と違ってしっかりした彼の体つきは、どう考えても恥じるような体格ではない。むしろ羨ましい類である。
「何って、魔法の」
「……へ?」
「なに?」
「おまえ今夜は何も予定ないよな?」
「そりゃあ、ないけど……」
取っていた宿の部屋に二人で戻って、ベッドに腰掛ける。隣をぽんぽんと叩くと、彼が倣って腰を下ろした。
「よし、服脱げ」
「え」
きょとんと目を瞬かせた彼が理解するまで待てず、自分から先に上着を脱いだ。それから邪魔になるトップスにも手をかけようとしたところで、リュータがわああ、と声を上げる。
「待って、ちょっと待って、ぬ、脱ぐって、なに」
「痕目立ったら面倒だし、普段は服で隠れるようなとこがいいだろ」
こちらの世界でも一向に着崩される気配のないリュータの学ランにも手を伸ばし、ボタンをぶつぶつ外していく。
落ちにくい血なんかでシャツを汚すのもまずいだろう。彼のシャツの胸元に触れると、リュータが両手で腕を掴んできた。
「ねえユウジなにするの」
「練習させてくれよ」
「だっ、だから、何の練習」
一緒に風呂に入ったことも海で泳いだこともある仲で何を今更慌てているのか。自分の中学生の頃と違ってしっかりした彼の体つきは、どう考えても恥じるような体格ではない。むしろ羨ましい類である。
「何って、魔法の」
「……へ?」