【BL】お荷物くんの奮闘記
「なんだ?」
「その前に、ちょっとトイレ行っていい」
「おー? じゃあ先にオレ外出てるわ」
トイレというわりに動こうとしない。何やらベッドの上で俯いて丸くなっている彼に、一人でやっておきたいことでもあるんだろうなとそっとしておくことにする。
付き合ってくれるとの言質は取れたので、用が済めば外に出てきてくれるだろう。
大技の練習ができていなかったところにリュータが付き合ってくれたのはありがたかった。
あらぬ方向へ飛んでいこうとする大火球や縦横無尽に降り注ぐ矢のような氷結魔法が屋外とはいえ町中に着弾するのは非常にまずい。
着弾前に彼の剣によって斬り伏せてもらうことで、最小限の後始末で効率よく試し撃ちができたのだ。
自分のレベルとMP量では、大技は全快状態で二発、そうでなければ一発が限界だ。
買い貯めたMP回復薬が切れかかるまでその作業は続き、結局翌朝出立前に再度中央都市のギルドで買い足しが必要になってしまった。
早めに出て座標設定を済ませておくつもりが、ギルドが開く時間を待っている内に待ち合わせ時間が来て、プロフェットを待たせながらの転送である。
「この国の外に出るなんてわくわくするね」
「ここがあんまり異色すぎるし、外はわりと普通なんじゃないか」
「中央都市がぼくの“普通”だったから、きっと何を見ても新鮮だよ」
「その前に、ちょっとトイレ行っていい」
「おー? じゃあ先にオレ外出てるわ」
トイレというわりに動こうとしない。何やらベッドの上で俯いて丸くなっている彼に、一人でやっておきたいことでもあるんだろうなとそっとしておくことにする。
付き合ってくれるとの言質は取れたので、用が済めば外に出てきてくれるだろう。
大技の練習ができていなかったところにリュータが付き合ってくれたのはありがたかった。
あらぬ方向へ飛んでいこうとする大火球や縦横無尽に降り注ぐ矢のような氷結魔法が屋外とはいえ町中に着弾するのは非常にまずい。
着弾前に彼の剣によって斬り伏せてもらうことで、最小限の後始末で効率よく試し撃ちができたのだ。
自分のレベルとMP量では、大技は全快状態で二発、そうでなければ一発が限界だ。
買い貯めたMP回復薬が切れかかるまでその作業は続き、結局翌朝出立前に再度中央都市のギルドで買い足しが必要になってしまった。
早めに出て座標設定を済ませておくつもりが、ギルドが開く時間を待っている内に待ち合わせ時間が来て、プロフェットを待たせながらの転送である。
「この国の外に出るなんてわくわくするね」
「ここがあんまり異色すぎるし、外はわりと普通なんじゃないか」
「中央都市がぼくの“普通”だったから、きっと何を見ても新鮮だよ」