【BL】お荷物くんの奮闘記
「その魔法、今も使えるな?」
「うん。大陸全土に念を送るんだね。さしずめ、この人類の危機に立ち上がった勇者様を加護する天使からの天啓……ってところかな?」
「さっすが、分かってんじゃん。なるべく神々しい感じで頼むぜ」
「あはは。十八番だよ、任せて」
一般人向けの筋書きとしては、こうだ。ついに世界の王が乱心し魔王となり、大陸全土に宣戦布告。
勇者を無力化するために仲間をすべて捕らえろと脅してきているが、勇者もこの時に向けて力を蓄えていた。今こそ決戦の時、勇者は魔王軍との対決に赴く。
勇者が全力で戦うために、その間各集落の者は勇者を加護している天使の力で守られた結界から外に出ないように。
聞こえますか私は今あなたの心に直接語りかけています、ってやつである。
プロフェットがこの手の魔法を使えなかった場合は、時間の流れが非常に遅い輝炎の神殿の管理パネル内部でそれに一番近いオリジナルスペルをじっくり考えるつもりだったが、その必要はなかったようだ。
それからしばらくして、ノアが四十名近くの大賢者ファンクラブ会員全員を連れてヴェルターの部屋まで転移してきた。
あっという間にすし詰め状態になった部屋から一旦出て、ヴェルターに状況説明を頼んでおく。
まさかノアがファンクラブ全員を連れてくるとは思ってもいなかったが、回復・後衛補助要員が増えるのは純粋にありがたい。
「うん。大陸全土に念を送るんだね。さしずめ、この人類の危機に立ち上がった勇者様を加護する天使からの天啓……ってところかな?」
「さっすが、分かってんじゃん。なるべく神々しい感じで頼むぜ」
「あはは。十八番だよ、任せて」
一般人向けの筋書きとしては、こうだ。ついに世界の王が乱心し魔王となり、大陸全土に宣戦布告。
勇者を無力化するために仲間をすべて捕らえろと脅してきているが、勇者もこの時に向けて力を蓄えていた。今こそ決戦の時、勇者は魔王軍との対決に赴く。
勇者が全力で戦うために、その間各集落の者は勇者を加護している天使の力で守られた結界から外に出ないように。
聞こえますか私は今あなたの心に直接語りかけています、ってやつである。
プロフェットがこの手の魔法を使えなかった場合は、時間の流れが非常に遅い輝炎の神殿の管理パネル内部でそれに一番近いオリジナルスペルをじっくり考えるつもりだったが、その必要はなかったようだ。
それからしばらくして、ノアが四十名近くの大賢者ファンクラブ会員全員を連れてヴェルターの部屋まで転移してきた。
あっという間にすし詰め状態になった部屋から一旦出て、ヴェルターに状況説明を頼んでおく。
まさかノアがファンクラブ全員を連れてくるとは思ってもいなかったが、回復・後衛補助要員が増えるのは純粋にありがたい。