職場恋愛
会社から家までは電車を2本乗り継いで大体1時間と少し。
乗り換えのところまで送ってもらうことにして電車に乗った。


帰宅ラッシュではないのに満員に近くてうざったい。

猛烈に帰りたくなさすぎる。


ほんっとに憂鬱。



「お母さん厳しい?」


小声で質問された。


「厳しいとかじゃないんだよ。自分が気に入らないだけ」


「そっか」


私も小声で返したらそれ以上は踏み込まれず、無言の時が流れた。




約30分間電車に揺られて中間地点に着いた。



「疲れてるのに送ってくれてありがとうございます。もう大丈夫です」


改札口で航にお礼を行って帰ろうとした。



「結?いつでもうちに泊まりにきてね」


改札口の端っこでギュッと抱き寄せられて心が温かくなった。


「じゃ、気を付けて」


「うん。ありがとう」


そっと離れて名残惜しく感じながら出口へ向かった。
< 157 / 543 >

この作品をシェア

pagetop