極上初夜は夫婦のはじまり~独占欲強めな社長ととろ甘結婚いたします~
「小悪魔め」

「え!?」

「俺、和奏にいつも振り回されっぱなし」

 涼我の顔が見たくて体を少し離そうとしてみるけれど、痛いくらいに抱きしめた力を涼我は緩めてくれない。

「なんで今なんだよ。時間がかかるだろうけど、ちゃんと自分の気持ちを整理してって思ってたときに……」

「涼我?」

「俺はずっと前から好きだったよ。俺の一番は、ずっと、いつだって和奏ひとりだった」

 頭の上から聞こえてくる涼我の声に切なさが混じる。
 そんなに昔から、友達ではなくひとりの女として私を好きだったからそばにいてくれたのだと、うれしくて胸の中が温かいものに包まれていく。

「手に入れたい女がやっと手に入った」

 ガバッと体を離した涼我が、私の左目に優しくキスを落とす。

「キスなんてもう二度とできないと思ってた」

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