【短編】午後23時、ベランダの上で。のレビュー一覧
5.0
今日もまた、午後23時のベランダで。
幼なじみの帰りを今日も待つ。
ある日から入れてもらえなくなった彼の部屋。
できてしまった厚い壁。
でも、知っているのだ。
どうしてなのか。
彼はわたしのことがすごく大切なのだ。
「ゆず以上の存在はいない」
今日だけは特別と、部屋に入れてもらったその日は誕生日。
足を痛めたことにだってすぐにきづいてくれる。
切ない幼なじみの葛藤が苦しくそして切なかったです。
たしかに幼なじみでいれば、ずっと傍にいられる。
でもそれは、恋であることを気づいてほしい。
二人の今後を想像して読み終わりました。
ぜひ、よんでみてください!
ゆずちゃんの真っ直ぐな気持ちが清々しい。くすぐったくなるぐらいの純粋さと、幼馴染という距離から生じる切なさのバランスが絶妙です。展開の仕方も、結末も、片想いというテーマを最大限に活かしてあるストーリーでした。颯ちゃんの、冷たいけれど実はゆずちゃんのことを大切に想っていた、という真実が分かる前と後での対照的な描き方が切なさをより演出しています。大切なものほど手を出しにくい。大切だからこそ近付けない。そんな臆病で優しい恋の形にキュンとしました。切ないけれど!2人の幸せを願っています。
ーー颯ちゃんがあの時隔てた心の壁は
あまりにも大きくなりすぎていた。
特別だから。大切だから。
ずっと、俺の知ってるきみのままでいてほしいから。
ゆずちゃんにとって颯ちゃんは特別で
颯ちゃんにとってゆずちゃんは特別で
それなのに、
"幼馴染み"という名の鎖が邪魔をする。
二人は、"恋人同士"にはなれない。
ーー
お互いがお互いを誰よりも特別に想い合っているのに結ばれないなんて切なすぎる。
幼馴染み以上、恋人未満。
こんなにも切なくて繊細な関係性の物語はじめて読みました。
颯ちゃんの言う"大切"が、少しでも違う形になればいいな、と強く強く願います。
綺麗で繊細で、作者様の世界観に見事に圧倒されました。とってもとっても素敵な作品です。
『犬の尻尾のようにブンブンと手を振った』
……いきなりズキュン(死語)と心臓を撃ち抜かれました。
私、こういう『大好き!!』って気持ちがバレバレなヒロインにめっちゃ弱いです……弱いです。
幼なじみ以上、恋人未満。
いや、もしかしたら二人は恋人以上に想い合っているのかもしれない。
二人のペースでゆっくりと素敵な関係を築いていくのかな。いけたらいいな。
そしていつか『あの頃しか味わえない特別な距離感だった』と笑って振り返ってもらいたいなー、なんて勝手ながらに思っちゃいました。
颯ちゃんが、ゆずちゃんをどれくらい大切に思っているのかがとても伝わって何度も鼻の奥がツンとしました。
簡単に違う関係にすり替えることはできない大切で守りたい関係…それが幼馴染み。
颯ちゃんとゆずちゃんの、2人が積み重ねた日々をまるでみてきたような感情に襲われて、2人が恋人関係になればいいのに、なんて簡単に言えない2人の雰囲気に完全にやられました。
颯ちゃんにとってゆずちゃんとの幼馴染みとしての時間は大きすぎたんだろう。
きっとそんな簡単じゃない。
そんなことで狂わしてはいけない、颯ちゃんがそう思えるくらい、彼にとってゆずちゃんは特別で大きな存在。
片想いでも、ゆずちゃんはすごく幸せ者だと思いました。いつか、2人がもう少し大人になって目の前にある壁をどう乗り越えるのかぜひみたいと思わせる素敵な作品でした。