あなたのことは絶対に好きになれない!
「クミは私服も可愛いよね」

口に含んだ紅茶を思わず吹き出しそうになった。


「え、え?」

「まつ毛も長いし、肌も綺麗だし。こんな美人が幼馴染で俺の彼女なんて本当に幸せ者だよ」


え、え、えええ⁉︎



いつもは絶対に言わないような甘いセリフのオンパレード。一体どうしちゃったの本当に⁉︎



そりゃあ、彼氏に甘い言葉を囁いてもらって嬉しくならない女性がいる訳ない。
私だって嬉しい。


嬉しいんだけど……。



「オウスケくん! どうしちゃったの!」

マグカップをテーブルに置き、私はついにそう言い放った。
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