あなたのことは絶対に好きになれない!
「いらっしゃいませー。お、早坂くん、久し振りー」
店内に入ると、店長らしき男性がオウスケくんの名前を呼ぶ。
横幅のある、優しげな笑顔の男性だった。
オウスケくんの馴染みの店、ってやつなのだろうか。
「お久し振りです。仕事が忙しくてなかなか来られなくて」
「いいよいいよ。こうしてたまにでも来てくれれば! っと、珍しく連れがいるじゃないか。遂に彼女が出来たんだね⁉︎」
「はっ⁉︎」
思わず、変な声が出てしまう。
「違います! 私、彼女なんかじゃありません!」
ブンブンと首を横に強く振って否定するけど、店長からは
「そうなのかい? お似合いだったから、ついそうかと思って」
と言われてしまう。
やめてー! 私がこんなドS男の彼女になるなんてありえないからー!
本気で嫌がってる私を機にする様子もなく、店長は私とオウスケくんを奥の個室に促した。
個室といっても、カーテンで仕切られているだけだけど、店内はそれなりに賑やかだし、よっぽど大声を出さなければ個室の外に私たちの話し声が漏れることはないだろう。
「店長も良い人だし、店内も綺麗だし、良いところだろ?」
オウスケくんはそう言いながら、メニュー表を私に向けて広げる。
確かに、オウスケくんの言う通り。
それに、料理も美味しそう……。
だけど。
「こ、困ります。こんなに職場に近いお店に連れて来られても」
素直に「そうですね」と何となく言えなくて、私は刺々しくそう答えた。
店内に入ると、店長らしき男性がオウスケくんの名前を呼ぶ。
横幅のある、優しげな笑顔の男性だった。
オウスケくんの馴染みの店、ってやつなのだろうか。
「お久し振りです。仕事が忙しくてなかなか来られなくて」
「いいよいいよ。こうしてたまにでも来てくれれば! っと、珍しく連れがいるじゃないか。遂に彼女が出来たんだね⁉︎」
「はっ⁉︎」
思わず、変な声が出てしまう。
「違います! 私、彼女なんかじゃありません!」
ブンブンと首を横に強く振って否定するけど、店長からは
「そうなのかい? お似合いだったから、ついそうかと思って」
と言われてしまう。
やめてー! 私がこんなドS男の彼女になるなんてありえないからー!
本気で嫌がってる私を機にする様子もなく、店長は私とオウスケくんを奥の個室に促した。
個室といっても、カーテンで仕切られているだけだけど、店内はそれなりに賑やかだし、よっぽど大声を出さなければ個室の外に私たちの話し声が漏れることはないだろう。
「店長も良い人だし、店内も綺麗だし、良いところだろ?」
オウスケくんはそう言いながら、メニュー表を私に向けて広げる。
確かに、オウスケくんの言う通り。
それに、料理も美味しそう……。
だけど。
「こ、困ります。こんなに職場に近いお店に連れて来られても」
素直に「そうですね」と何となく言えなくて、私は刺々しくそう答えた。