恋に涙を花にはキスを【コミカライズ連載中】
泣いて消えてくれる想いなら、誰も恋患ったりしないんだ。
好きな人に好きな人が居たって、不毛だっていくら自分でわかってたって。


消えてくれないのだから、仕方ない。
何かがいつか変わるまで、抱いていくしかないのだと、東屋さんの気持ちがわかる。


一頻り泣いて、泣くのにも疲れてしまうとすうっと気が楽になった。


泣いても消えないこの気持ちが、すごく誇らしくて。
苦しいことがいっそとても、清々しい。


週明け、私はまた、失恋する。
さよさんを見て綻ぶ横顔を見て、その度私は失恋する。


何度でも、毎日。
これが恋なのだと、初めて知った。


だから私は、ちゃんと話をしなければならない。
京介くんと、別れ話をちゃんと。


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