恋に涙を花にはキスを【コミカライズ連載中】
ぐっ、と言葉に詰まった。
男の人で、しかも好きになってしまった人で。
キスを、してしまった。
正直に言うのは怖い、だけど嘘を吐いていいの?
私なら嫌じゃない?
それとも知りたくない?
判断が、つかなくて。
『……紗世ちゃん、』
「ごめん、京介くん。会って話したいことがある」
私に出せる答えは結局、そこしかなかった。
『は……、何? マジで男?』
「……ごめん」
『お前、何考えてんの? 俺が彼氏じゃねーの?』
「……ごめん。ちゃんと、話すから」
昨夜心配をかけてしまったことも、きちんと謝らないといけないけれど。
他に好きな人ができてしまったとちゃんと話して、お別れしてくださいと言わなければ。
だけど、京介くんの口から出たのは、拒否の言葉だった。
『……嫌だ』
「えっ?」
『相手、仕事教えてもらってるって言ってた営業の奴じゃねえの? 浮気した挙句、別れたいってことだろ。馬鹿にすんなよ、絶対聞かないからな』
最後は感情的な、乱暴な声で通話は切れた。
それきり、会って話したいとどれだけラインでメッセージを送ってもまるで反応がなく、梨の礫。
そして今日、やっと反応があったのだ。
男の人で、しかも好きになってしまった人で。
キスを、してしまった。
正直に言うのは怖い、だけど嘘を吐いていいの?
私なら嫌じゃない?
それとも知りたくない?
判断が、つかなくて。
『……紗世ちゃん、』
「ごめん、京介くん。会って話したいことがある」
私に出せる答えは結局、そこしかなかった。
『は……、何? マジで男?』
「……ごめん」
『お前、何考えてんの? 俺が彼氏じゃねーの?』
「……ごめん。ちゃんと、話すから」
昨夜心配をかけてしまったことも、きちんと謝らないといけないけれど。
他に好きな人ができてしまったとちゃんと話して、お別れしてくださいと言わなければ。
だけど、京介くんの口から出たのは、拒否の言葉だった。
『……嫌だ』
「えっ?」
『相手、仕事教えてもらってるって言ってた営業の奴じゃねえの? 浮気した挙句、別れたいってことだろ。馬鹿にすんなよ、絶対聞かないからな』
最後は感情的な、乱暴な声で通話は切れた。
それきり、会って話したいとどれだけラインでメッセージを送ってもまるで反応がなく、梨の礫。
そして今日、やっと反応があったのだ。