私の物語(仮) ~ 生きてる意味知る為に~学生編
4 辛い行事

学校行事は地獄だった

運動会 学芸会 遠足 マラソン大会 スキー学習 宿泊研修 修学旅行 どれも嫌だったけれど 参加しない訳にはいかなかった

運動会は 赤 白 青に 分かれ班事のチーム戦で私は足を引っ張っていただろう

けれど参加しなくていいとも言われず 参加しない訳にはいかなかった

個人参加の徒競走では 無理矢理走らされ 田舎なので近所の人も 見に来ていて私が 病気なのを知っているとは言え普通じゃない走り方をし 当たり前に同級生には ぬかされ周りからは好奇な目で見られ 一人でゴールまで走らされた

悲しさと悔しさ 惨めで 恥ずかしくて 泣きながらゴールした

辛すぎて同じ同級生が 羨ましかった

練習の時から 変な走り方を していたせいで足首を痛めていたけれど 痛み止めの注射を左足首に打ってでも 運動会を休む事も 参加しない事許されなかった

この時私を見ていた 家族の目にはどう映っただろう…

今でもその光景は忘れない 思い出す度 涙が出るのは 辛かったからなのだろう

運動会と言う物は 自分の活躍を見てほしいから家族が来てくれるのは嬉しいことだったけれど こんな事があってから もう二度と自分を見にこないでと思った

今までの私は 二位 三位を争っていた

どうしても同級生の男の子には勝てなかった

だけどもうそんな事は二度とできない

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