だからそれは、愛じゃない。




 恐る恐る鶴橋くんの顔を見てみると、顔を真っ赤にしながら祐樹を睨んでいた。



 睨みつける鶴橋くんに気づいてるのか分からない二人は、


『ハア!? そうなの?? でも、朱里さんのカレシって、”ヤバイカレシ”なんでしょ?? 元カノをヤバイ友達にあげた鶴橋先輩こそ、超絶ヤバイヤツじゃーーーん!!!』



 開いた口が塞がらない。
 二人とも完全にこの状況を面白がっている。



 きっと良太くんは私と鶴橋くんが付き合ってる事を知ってて、こういう事を言ってるんだ。



 祐樹は良太くんを可愛がってるもん。話してても当然だ。



 睨みあってる中、教室に数人クラスメートが入ってきて、私たちを見ては、『え!? 何この空気……』と、どよめいていた。

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