だからそれは、愛じゃない。
”勉強道具くらい持ってこい”そんな俺の心を読んだかのように、
「言っとくけど、俺受かる事間違いなしのA判定だから。久しぶりに和谷くんと会うのに、勉強なんてするワケないでしょー」
と言いながら、先に俺の部屋へと行ってしまった。
そんな頭良かったのか。知らなかった。
つーか、A判定なら志望校上げて、もう少し頭の良い高校受けろよ。
そんな事を思いながら、キッチンに行き温かいお茶を入れ、自分の部屋へと入る。
『良太、お茶』と、テーブルにお茶を置くと『ありがとー』美味しそうな音を立ててお茶を啜っている。
「で、高校どこ受けるんだっけ??」
質問するなり、良太はテーブルに置いてあったお菓子のお徳用パックを開け、パクパクと食べ始めた。
「俺、和谷くんと同じ高校行くよ。だから高校でも俺の先輩だね。よろしく、和谷先輩」
”よろしく、和谷先輩″て。
良太に落ちるかもという恐怖は無いらしい。
つーか俺の高校ってマジで言ってんのかよ。
もう少し頭の良いとこ行けよ、A判定ーーー。