幼なじみじゃ、なくなった夜。
「…え?榎波?」
キラキラオーラ全開の彼女から投げかけられた予想外の質問にたじろく。
「え、と…榎波は同期で…」
「それは知ってます」
「幼なじみで」
「それも知ってます」
彼女が笑顔のまま、ス、と私との距離を少し縮める。
「私が聞きたいのは、瀬戸内先輩が榎波先輩のことをどう思ってるのかってことです」
「…どうって…」
「要は」
彼女の完璧に作られた笑顔の瞳が、私を射貫く。
「男として。榎波先輩のことを好きなのか、嫌いなのか、教えてください」