ワケあって本日より、住み込みで花嫁修業することになりました。
一喜一憂している間に、謙信くんは店員さんからカタログの説明をされていた。
「こちらなどオススメとなっております。なにか色やデザインなど、こだわりございますか?」
「そうだな……。すみれどう? こんなの、すみれが好きそうなデザインだと思うんだけど」
そう言って彼がカタログのあるページを指差した。
それは白を基調に色とりどりの水玉模様があしらわれた、可愛らしい食器だった。
私、水玉模様が昔から好きでよく手帳やノートなど、日常で使うものは水玉で溢れている。
「……うん、すごくいいと思う」
それを覚えてくれていたことがうれしくて自然と口元が緩む。
「でしたら、こちらの中からぜひ。物によっては取り寄せになってしまうのですが、在庫があるものもございますので」
「は、はい」
店員さんにニッコリ笑いかけられ、背筋がピンと伸びる。
「オススメはこちらのペアのお皿セットになります。色違いでお使いになれますし、当店でも人気の商品となっております」
「そ、そうなんですねっ……!」
大丈夫かな? 私、ちゃんと店員さんと普通に話せているかな?
「こちらなどオススメとなっております。なにか色やデザインなど、こだわりございますか?」
「そうだな……。すみれどう? こんなの、すみれが好きそうなデザインだと思うんだけど」
そう言って彼がカタログのあるページを指差した。
それは白を基調に色とりどりの水玉模様があしらわれた、可愛らしい食器だった。
私、水玉模様が昔から好きでよく手帳やノートなど、日常で使うものは水玉で溢れている。
「……うん、すごくいいと思う」
それを覚えてくれていたことがうれしくて自然と口元が緩む。
「でしたら、こちらの中からぜひ。物によっては取り寄せになってしまうのですが、在庫があるものもございますので」
「は、はい」
店員さんにニッコリ笑いかけられ、背筋がピンと伸びる。
「オススメはこちらのペアのお皿セットになります。色違いでお使いになれますし、当店でも人気の商品となっております」
「そ、そうなんですねっ……!」
大丈夫かな? 私、ちゃんと店員さんと普通に話せているかな?