君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
そう言ってーーー李人は、優葉に優しく甘く微笑む。
そしてーーー
「………んっ………」
李人は、優葉の唇をそっと自身のそれで塞いだ。
「………また、大好きになったっていうキス」
「ーーーッ!?」
そして、李人が突然に甘美な言葉を優葉の耳元で囁くので………優葉は、顔をこれでもかというほどに赤く染めた。
「李人君っ………」
(心臓がいくつあっても足りないよ………)
そして、顔を真っ赤に染めたままの優葉を抱き寄せながら………李人は再び口を開いた。
「………優葉も俺の心の糧だ」
「っ、えっ?」
「いつも、俺は優葉を想えば………人に優しくなれるから。 純粋に、 誠実に目標に向かえるから。 ………だから、優葉。
ーーーこれからも、傍にいて?
ずっと、ずっと………俺の心の糧になってて? 俺も、優葉の心の糧であり続けたい。………お願い」
その信実さを帯びた、懇願するような李人の声に………優葉の心はまた強く惹きつけられた。
(そんなの………そんなの決まってる)
「こちらこそ………これから先も………ずっと、よろしくお願いしますっ………」
優葉は、喜びに震えた胸でいっぱいになりながら………李人に涙ながらに返事をした。