君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
そう言う李人の声は、静けさの中にも優葉をどの男性の元にも行かせたくないーーーという感情がむき出しになっており、それに気付いた優葉は驚いた。
「………ッ、李人君、そんなに………?」
「ああ、そうだよ? 俺は、昔からいつもいつも………優葉を他のどの男の元にも行かせたくない。
………ビックリした? でも、好きな物はとことん自分が独占したいって思う………それが本当の俺だよ?」
「………っ、 あっ?」
李人がそう言った途端………優葉は、気付けば李人によりローソファーに押し倒されていた。
「李人く……….、ーーーッ…….んんっ………」
そして、不意に優葉は李人の唇を受けた。
「り、ひとく………っ、あ、んんっ!………ッ、んんッ………」
初めて想いが通じあった日よりも、 一層深く激しくなる李人からのキスに………優葉はただただ翻弄されていた。
「っ、はぁっ………」
(こんな………キスがあるの………?)
いつもの穏やかな李人の姿からは想像もつかない程の優葉の唇を丸ごと貪るような情熱的なキスに………優葉はただただ驚き、李人から目が離せない。
そして、李人の唇が離れた瞬間………李人と優葉の唇からは銀色に輝く糸が引かれ、それを見、更に優葉はカッと顔を赤らめた。