君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
「………分かってくれた? 俺の気持ち」
そして、李人は優葉を熱を帯びた目線で見つめてきたので、優葉の胸の動悸は治ることはない。
(李人君が………こんなに、 強く私を想ってくれていたなんて………)
「………優葉?」
あまりの衝撃から何も答える事ができない優葉に対し、李人は少し心細げな瞳を優葉に見せた。
「ごめん、 ………やっぱ、 急すぎーーー」
「っ、違うよ!」
そして、次に少し目を伏せながらそう言った李人の台詞をーーー優葉は、気付けば、強い声で否定していた。
数ヶ月前までは思いもしなかった李人からの優葉自身への強い想い。
そしてーーー、 それと比例し、李人が優葉に向けてくる………激しく、深い愛。
今までとは違う、別の李人の顔は優葉を戸惑わせたものの………それはけして、優葉にとって嫌なものではない。
寧ろーーー
「………違うよ。 嬉しかった。 ずっと、大好きな李人君に………こんなに、好かれてたんだって思って。 私、とても嬉しかった………」
「っ、優葉………」
「だから………これからはもっと、教えて? 李人君の気持ちを………。 そして、李人君の本当の一面を………。
大好きなの。 本当に、ずっとずっと李人君だけが大好きなの………。 だから、どんな李人君も知りたい。受け入れたい。私も、独占欲が強いみたい………」