君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー

「あ、 あぁんッ ………!は、げしッ………ーーーあァッ………!」

その後は、李人に激しく深く貫かれ、求められ………優葉は、何度も甘い声を漏らした。

「っ、 ………好きだ………。優葉、お前だけをずっとずっと………求めてたっ………」

李人が優葉を求めながら、切実な声でそう言えば………優葉の目には、 自然とまた涙が溢れる。

「李人君………、 私もっ………、 ずっと、好きっ………」

(誰よりも………、何よりも………、李人君が好きで、欲しかったーーー)

李人に抱かれながら、その想いに改めて気付いた優葉は何とかそれを伝えようと、李人の背に腕を回し、微笑む。

その瞬間ーーー

「ッ、 優葉ッ………!」


「ーーーッ、や、 あ、 あぁあッ………!!」

李人が優葉の最奥をもう一度激しく貫き………それと同時に優葉の意識は、ふと閉じられていったーーー。
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