君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー

(何かないの………? 2人を別れさせる方法………)

晴夏は怒気で占められた頭を、必死に冷静にさせながら考えた。

「あっ………」

そして、 晴夏は思い付いた。

(あるじゃない。 2つ、 とっておきのものが………)

それを思えば、 晴夏の溜飲は下がっていき、 これからの優葉と李人の将来を思い静かにほくそ笑んだーーー。

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