君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
「う、うんっ。 楽しみにしてるね?」
「うん。俺も」
そう言って、また柔らかく笑う李人を見て優葉は強い胸のときめきを感じたーーー。
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「いつもありがとうね、優葉ちゃん」
「こちらこそ。お仕事頑張って下さい」
優葉は、いつもレジをしてくれるパートの中年女性に挨拶すると、丸野スーパーを出た。
外は、夕焼け色に深く染まっていた。
「これは早く帰らないといけないなあ………」
そう思うと、歩く速度が早くなった。
丸野スーパーがある道路沿いの左側の歩道を数百メートル真っ直ぐ行き、横断歩道を右に渡る。
すると、また数百メートル歩き、道幅の狭い右の曲がり角を渡るとすぐ優葉の家なのだがーーー
「………あれ?」
その狭い曲がり角がある道路をまた少しだけ進むとベンチと赤い滑り台、そしてブランコだけの小さな公園がある。
優葉は知らないうちに曲がり角を通り過ぎてしまったようだった。