君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー

「わたあめは、食べれたよ?」

「えっ?」

「優葉と半分にしたからね。 それに、こんな有名店のスイーツなら俺も気になる。だから、半分ちょうだい?ね? 支払いは、その代価だよ」

「代価………」

「うん。 それに、優葉もそろそろ教員採用試験や、就職活動が始まるだろ? その為にお金もいるだろうし。 

そのためにアルバイト代は取っとくといい。自分で稼いだお金は、夢のために使って?

それに俺は優葉の恋人なんだから。 優葉を幸せにするお金なら、それはもう俺にとっては上出来なの。 つまり、幸せってこと」



そう言い、李人は微笑んだ。
どうやら、夏祭りの時のように優葉が遠慮しているのを悟ったようだった。

優葉の思いを先取りした、李人にしかできない行動に優葉の胸はあつくなる。

(李人君は本当に大切にしてくれているんだ。私の夢も、想いも………)



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