君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー

「ず、ずるいって………。ーーーっ」

優葉の言葉は、李人の唇によって塞がれた。

「本当………、どれだけ俺を好きにさせる気なの?」

「………っ!」

そう言い、愛しげに優葉を見つめてきた李人に、優葉は頬を赤く染めた。

「………可愛い」

李人はそのまま優葉を抱き寄せる。

「り、李人く………」

「………可愛い過ぎて、仕方がない。 早く、優葉は俺のものだって皆に言いたい。
俺も優葉と同じだよ。 

早く、誰もが認める一人前の俳優になってお前を堂々と彼女だって言いたい。

だから、後少しだけお互いに頑張ろう」

そう言い李人はますます優葉を強く抱き寄せた。

その腕の温かさとから伝わる李人の愛情に優葉は、一瞬にして引き込まれる。

「………うん。 私も頑張るね。そして、ずっと李人君と一緒にいる」

ーーー李人がいれば。

李人のそばにずっといれると信じれれば。

優葉はどんなことでも乗り越えられる気がしたーーー。
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