君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
「………ありがとう」
李人は嬉しそうに微笑むと、優葉に再びキスをした。
「んん………っ」
先ほどよりも更に深く、甘いキスに優葉は瞬く間に酔いしれてしまう。
「ーーーっ、 やばい。 なんて可愛い声だすの? 今日は、移動で疲れてるだろうからこれくらいにしときたかったのに………」
「えっ?………ッ、あ」
その瞬間、感じた首筋への甘美な刺激に優葉は声をあげた。
それが、李人の唇だと知った時、瞬く間に優葉の身体は熱をもつ。
「李、人く………」
優葉は、その熱さと共に自分の腕を更に李人へと絡めた。
「っ、ダメだよ………優葉。 これ以上そんなことをすれば、俺はお前をこのままベッドに連れて行くよ? ーーーそれでも、いいの?」
これで最後だと言う風に、李人は優葉を真摯な目で見つめた。
ーーー"ベッドに連れて行く"
それが、分からないほど優葉ももう鈍感ではない。
しかし、優葉はこの熱の正体をもう分かっている。