君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
「すごいなぁ………」
初めて見た台本や、改めて李人の俳優への情熱を感じ、優葉は感嘆とともにそう口にしていた。
「やっぱり………李人君は俳優だね。 俳優という仕事を愛してるんだ」
優葉がそう言うと、隣に座っていた李人はそっと優葉の頭をポンと手のひらで触り、柔らかく微笑んだ。
「そうだね。 とても、好きだよ。………優葉と同じくらいにね?」
「………ッ!」
また李人が甘く微笑むので、優葉は顔を真っ赤に染め、目のやり場に困ってしまう。
「また、李人君ってばそんなことっ………」
「可愛い。まだ、照れるんだ? 昨日はもっとお前に好きって言ったのに?………その身体も、心も全部」
そう言い、李人は優葉の頬にそっとキスをした。
「!」
「………まだ、分からないなら昨日以上に愛してあげるよ? ーーー優葉?」
「〜〜〜ッ!!」
そして、更に極上の甘い台詞を耳元で囁かれ、優葉はその刺激と言葉に耐えられずまた頬をそめた。