君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
優葉がそうクビを傾げると、李人は真摯な目で優葉を見つめた。
「優葉。ーーー実は今、斉木さんに言われたんだ。 ………女と一緒かって」
「っ、えっ!」
斉木がそこまで気付いているなど、もちろん思いもしなかった優葉は目を丸くした。
「斉木さんには、お前の事をきちんと報告するつもりだった。
けれど仕事上、どうしてもいつも他の芸能関係者やマスコミに俺達は囲まれている。
だから、慎重に時を選んで伝えるつもりだった」
「李人君………」
「でも、俺のスケジュールは有難い事に数年先まで埋まっているから。
タイミングを逃せばお前の事をまた言えなくなるかもしれない。
だから優葉さえ良ければ………、急で申し訳ないけれど、斉木さんに紹介させてくれないか?」
そう言った李人は少し、不安げに優葉を見ていた。
何せ話が急だったので、優葉が戸惑うと思っているのだろう。