君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
「………なぁ、和泉!」
「遼馬?」
「俺、用事あるんだったわ。 だから、先に帰るな。 ちゃんと先生を送り届けろよ? 良いところ見せるチャンスだぞ?」
遼馬は、そう言うとポンと和泉の右肩を平手で叩いたーーーが。
「でも、お前!! 今度はきちんと説明しろよな!今までの経緯を!! もう、気になって気になって眠れねぇよ!」
和泉の耳元で今までの不満を一気に吐き出した。
「わかった、わかった。 悪かったよ。てか、耳元で騒ぐな。 うるさい」
「お前はこうでもしないと、は・な・さ・
な・い・か・ら・な!!! いいか、その良い頭でよく覚えとけよ!!全く、世話の焼ける子ね!!」
「………っ、フフッ」
しかし、そんな2人のやり取りを見、優葉は可笑しくなった。
「なんか………、おかしい。 コントみたい。 瀬名君、褒められてるんだか、そうでないんだか………」
「………遼馬。 お前の語彙力、先生に笑われてるけど?」
「は!? 俺!?」