君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー

「その通りだ。しかしそれは、もし君の恋人が………"ただの一般人女性"ならばの話だ」

「は………?」

李人は、青嶋が意図していることが分からなかった。 

優葉は、先生を目指す普通の大学生だ。

もちろん、誰がどう見ても、世間でいうところの一般女性である。それ以外の何者でもない。 

一体何がどうなって、青嶋の耳にいれなければならないほどの話になっているのか。

そんな疑問を抱いたままの李人に、青嶋は話を続けた。

「問題は………君たちの血のつながりだ」

「血の………つながり?」



「そう。………君たちが、血のつながりのあるイトコ同士であること。 これこそが、問題なんだよ」


………そう、青嶋に力強く言われた時。 

李人の頭の中はますます、混乱を極めた。

「………ッ」

(どうして………、なんで)

「なんで、"そんなこと"が問題になるんだよ………!?」

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