君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー

「俺たちは、ただのイトコだ!!そんな血のつながりなんて、大したことじゃない!! それを咎める法もない!!なんで、それが問題なんですか!?」

「ーーー李人!!」

「ーーー!?」

「お前は………、 自分の立場をわかっていない」

「は………?」

「だから………、そんな事が言えるんだ」

今まで、固く口を閉ざしていた斉木が………今度は、今までになく強い口調でそう李人を咎めた。 

「………青嶋社長。 大変申し訳ございません。 社長に李人の説得を頼みながら、結局、口を挟んでしまいました」

「斉木………」

「しかし、私は、俳優 橘 李人のマネージャーです。 ですので………、やはり、ここからの説得は私にさせて下さい。 勝手な事を言ってばかりで、申し訳ございません」

そう言い、斉木は青嶋に頭を下げた。
その姿を見、李人は更に衝撃を受けたのであった。


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