君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
優葉は、声は震えていたものの、確かに今の弱音を和泉に言うことができた。
その後は………、少しだが心が軽くなったような気がした。
「うん………。 分かった」
「瀬名君………」
「………ありがとう、先生。 言ってくれて。 頑張ったね」
「………ッ!」
"ーーー頑張ったね"
和泉は………やはり、分かってくれているのだ。
優葉にとって、自分の弱さを晒し、誰かに頼るというのがどんなに困難かを。
それを知ってくれているうえの言葉だ………。
その和泉のあたたかさを優葉はひしひしと感じた。
「………それで、特に何が不安? ゆっくりでいいから話してみて」
「不安なこと………」
不安なことなど、山ほどある。
しかしーーー
「………三つ」
「え?」
「不安は……….主に三つ、あるの………」