君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
「………ん………」
その眠気に吸い寄せられるように優葉は再び眠りにつくのだった。
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「お邪魔しました」
ーーー優葉が眠りについた後、和泉は小春に頭を下げた。
「いいえ、そんな! こちらこそありがとう。 あなたがいてくれて………話を聞いてくれて、優葉も安心したと思うわ」
「少しでも力になれたら嬉しいです。 俺は………先生の」
そう言いまた柔らかな目を細める和泉を見、小春も安堵する。
(こんなにも優葉のことを想ってくれる人がそばにいるなら安心だわ………。 李人君には申し訳ないけれど、私は優葉が大切だもの………)
「……….あの」
「はい?」
「一つ………お願いがあるのですが。 聞いてもいいでしょうか?」
「お願い?」
「はい。 ………図々しいとは分かっています。 ですが、今先生が一番に望んでいることだと思います」