君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
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「先生」
「瀬名君………!」
ーーー数日後。
再び、優葉の様子を見に笹原家へ顔を出した和泉は、笑顔で迎えてくれた優葉を見て安心した。
「良かった。 ………元気そうだね」
「うん! まだ記者が時々大学や近所にいるから、気は抜けないし、外にもでれないんだけど………でも」
そこで、優葉はまた嬉しそうに頬を綻ばせた。
「………でも、李人君から連絡がきたの。 今日、会ってくれるって………。 私、とても嬉しくて………」
優葉は、そこで言葉を詰まらせた。
李人に会える嬉しさで半端、泣きそうになっているのだ。
(あぁ………、やっぱり優葉は、アイツが好きなんだな)
そのような優葉を見、和泉の心はズキリと痛んだ。
が、同時に久々に優葉の明るい表情が見れ、嬉しく思った。
(………やっぱり、電話をしてよかった)
そして和泉は、数日前のことを振り返った。