君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー

「ありがとう、関本さん」

「ありがとうございます」

関本にお礼を言うと、優葉と和泉は和泉の自室へと向かった。 

すぐに関本が持ってきたハンバーグと、グリーンサラダ、バケット、コーンスープがのったテーブルを挟み向かい合って座る。

「わあ、すごい! 関本さんの料理はやっぱり美味しそう。 いつもいつも、ありがたいなぁ。 瀬名君、お礼ってできるかな?」

「いいね。………じゃあ、休みの日に何か買いに行く?」

「うん! ぜひ! ………っ、え?」

優葉は、今の和泉の提案にすんなりと返事をしたが、すぐにその言葉の重要性に気が付いた。 

(待って、 休みに瀬名君と出かける………?)

「………っ、瀬名君」

「何?」

「っ、その………えっと。 ふ、二人で?」

優葉が、そう聞けば和泉は大きく目を見開いた。 
しかし、すぐにフっと美しく微笑んだ。

「………俺は、そのつもりだったけど?」

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