君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー


「何を思ったのか教えてください、笹原先生? それが生徒に対する先生の役目でしょ?」

「なっ、こんな時だけそれ言うのずるーーー っ!」

すると、和泉は不意打ちで優葉に啄むようなキスをした。

「………優葉の口から聞きたい」

言いながら、和泉は優葉の唇を優しく指でなぞる。
その仕草があまりにも、艶っぽく見え優葉の胸は再び高鳴る。


「っ、もう、和泉は狡いっ………! そんなことされたら言うしかないじゃないっ………! けどっ………」

「うん。 ………けど?」


「日に日に、好きになっちゃうっ………」

優葉はそう言った途端、暑さで赤くなっている頬を更にそめた。 

そんな優葉を見、和泉の胸も予想以上に高鳴った。

「っ、やばいな。 ………優葉をイジメるつもりだっただけなのに」

「な、何それ! ひどいっ………んっ」

すると、和泉は再び唇を優葉に重ねた。 


「俺も、優葉が可愛すぎて………日に日に好きになる。 いや、優葉の全てが好きだよ」

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