繋がる〜月の石の奇跡〜
大学の校門に到着すると、あずさが立って待っていた。
「えみ!!もう大丈夫なの?」
いつもと変わらない明るい声であずさが話しかける。
「あず!うん。もう大丈夫。心配かけてごめんね。」
「もう一生来ないかと思ってたよ~。本当によかった。」
「もう少し落ち着いたら、いろいろ話すね。」
「オッケー、オッケー!」
えみとあずさは腕を組みながら講義室に向かった。
講義室に入ると、変わらぬメンバーがそこにいた。
『私がへこたれている間にも、世の中は変わらず動いていて、みんなそれぞれの生活をしていたのだ。みんな、みんな・・・』
と心の中でまた息詰まる何かを感じた。
最後に見たときよりも、全体的にみんなの服装がラフになっていた。
ヒゲがのびのびになっていたり、髪の毛に寝癖がついたままの人も増えていた。
クラスのメンバーは男子ばかりで、大して仲がよい人もいなく感動の再会なんてものはなかった。
えみの姿を見たクラスメイトの数名は、こそこそ何か噂しているようだったけど、大半のメンバーは何も気にしている様子はなかった。
みんな自由に自動車やコンピューターの話をして、妙に楽しそうだ。
『なんて楽しそうなんだろう。』
えみは心の中がちくちくするのを感じた。
1ヶ月間も休んでしまったから、講義の内容はチンプンカンプンだった。
「えみ!!もう大丈夫なの?」
いつもと変わらない明るい声であずさが話しかける。
「あず!うん。もう大丈夫。心配かけてごめんね。」
「もう一生来ないかと思ってたよ~。本当によかった。」
「もう少し落ち着いたら、いろいろ話すね。」
「オッケー、オッケー!」
えみとあずさは腕を組みながら講義室に向かった。
講義室に入ると、変わらぬメンバーがそこにいた。
『私がへこたれている間にも、世の中は変わらず動いていて、みんなそれぞれの生活をしていたのだ。みんな、みんな・・・』
と心の中でまた息詰まる何かを感じた。
最後に見たときよりも、全体的にみんなの服装がラフになっていた。
ヒゲがのびのびになっていたり、髪の毛に寝癖がついたままの人も増えていた。
クラスのメンバーは男子ばかりで、大して仲がよい人もいなく感動の再会なんてものはなかった。
えみの姿を見たクラスメイトの数名は、こそこそ何か噂しているようだったけど、大半のメンバーは何も気にしている様子はなかった。
みんな自由に自動車やコンピューターの話をして、妙に楽しそうだ。
『なんて楽しそうなんだろう。』
えみは心の中がちくちくするのを感じた。
1ヶ月間も休んでしまったから、講義の内容はチンプンカンプンだった。